製缶板金加工について解説
製缶板金加工とは
製缶板金加工とは、厚い金属板からタンクや鉄骨などの立体的構造物を作る加工のことです。他の分野、他の金属加工でも用いられている金属を用いて、曲げや溶接、切断などの加工を施し、目的形状にしていきます。
板金加工との違い
製缶板金加工と板金加工の違いは、扱う金側板の厚みが違います。厚み約7mmを境目として、7mm以下を板金加工、7mm以上を製缶板金加工として区別しています。
製缶板金加工の品質向上とコストダウン
製缶板金加工は大型の加工になるため、品質向上とコストダウンの実現はより重要視されます。このVA/VE(Value Analysis/Value Engineering)を製缶板金加工で実現するには以下のことを行います。
溶接部分の削減
溶接は歪みが発生するうえに、作業時間と加工後の検査時間を使います。溶接を少なくするような設計と加工順序を行えば、作業時間を抑えられ、コストダウンにつながります。
材料の種類なるべく少なくする
材料の種類を少なくすることで、直接コストダウンにつながるほか、材料や金型の交換作業が少なくなり、手間を減らせます。
小型部品の使用を避ける
小型部品を使うこともありますが、小型部品は溶接の際、加工箇所が見えにくいので溶接がしにくく、確認作業も入るので、工数や時間がかかります。
二次加工を省く
追加工や再加工は品質と作業効率が低下するので、できる限り少なくしたいです。
過剰な公差設定をしない
精度の必要がない部分に公差を過剰に設定すると、加工や管理のコストかかります。各部の用途を把握し、適切な公差を設定することはコストダウンにつながります。
輸送コストを考慮する
製缶板金加工での製品は大型で重いものが多いです。納品先や輸送方法を把握し、輸送コストを念頭に置く必要があります。
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