SKS3の特徴!
SKS3とは
SKS3とは、JISに規定されている10種の冷間金型用合金工具鋼の1つです。SK材にCr(クロム),W(タングステン)を添加し耐摩耗性を向上しています。耐摩耗性に優れることからゲージ、シャー刃、プレス金型での使用に適しています。
SKS3の化学成分(%) ※JISに規定
C(炭素) 0.90~1.00
Si(ケイ素) 0.35以下
Mn(マンガン) 0.90~1.20
P(リン) 0.030以下
S(硫黄) 0.030以下
Cr(クロム) 0.50~1.00
W(タングステン) 0.50~1.00
脱炭層深さ鑑定用試験片の熱処理条件と硬さ ※JISに規定
焼入れ:830℃ 油冷
焼き戻し:180℃ 空冷
硬さ:Hv697
SKS3の特徴・性質
同じ炭素量のSK材と比較して、焼入れ後の変形が半分以下とされています。同じ冷間金型用のSKS93よりは耐摩耗性に優れるが、SKD11には劣ります。しかし、SKD11よりSKS3の方が低コストであり経済的であるため、多くの用途で使用されています。
SK3とSKS3の違い
よくSK3とSKS3の違について聞かれることがありますが、SK3とSKS3は名前は似ているものの全く異なる鋼種です。SK3(SK105)は合金工具鋼ではなく炭素工具鋼です。炭素工具鋼は一般に焼入れ性が小さく、耐摩耗性、耐衝撃性、耐熱性に欠けます。そこに使用目的に応じた特性を不可するために各種元素を添加したのが合金工具鋼(SKS3等)です。
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