SKD11の加工性・加工方法
SKD11の加工性・加工方法について
SKD11は熱処理前に切削加工で成形して、熱処理後に研削加工する方法がよく取られます。
SKD11はS45Cなどの炭素鋼と比較すると被削性は劣りますが、切削での加工が難しいわけでもなく問題がありません。しかし、熱処理後は硬度が高くなり切削は困難になるので、熱処理後の加工が最小限になるように熱処理前の切削加工を行うのが重要です。
SKD11は放電加工による変形が少ないため、放電加工における加工性に優れます。よって、熱処理後の加工方法として放電加工がよく採用されます
SKD11はマルテンサイト系ステンレスと同程度のクロムを含有しているため、SS400やS45Cと比べて錆びにくいですが、炭素を1.4~1.6%と多く含有しているので、ステンレスほどの耐食性はなく防錆の点からメッキを施した方が良いといえます。硬質クロムメッキをすることが多く、耐摩耗性の向上にもつながります。
SKD11には、より高い硬度や耐摩耗性を得るために、蒸着や窒化処理などの表面改質熱処理を施すことがあります。
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